2016年10月31日月曜日

ARMクロスコンパイル用clang その3

前々からautoconfではなく、cmakeでのビルドを推奨していたLLVMだが、ついにautoconfのサポートが無くなってしまった。
そこでcmakeでのARMクロスコンパイラのビルド方法を記載しておく。


(1)LLVM(Clang含む)のソースコード一式を適当なフォルダに展開する
 展開の仕方は公式のGetting startedを参照
(2)LLVMのフォルダとは別の場所にビルドフォルダを作成し移動する.
(3)以下のようにcmakeを実行すればMakefileが生成される

cmake <LLVMフォルダパス> -DCMAKE_CROSSCOMPILING=True -DCMAKE_BUILD_TYPE=Release -DLLVM_TARGETS_TO_BUILD="ARM;AARCH64" -DCMAKE_INSTALL_PREFIX=<ビルドしたバイナリのインストール先パス> -DLLVM_TARGET_ARCH=ARM -DLLVM_DEFAULT_TARGET_TRIPLE=arm-none-eabi

(4)make; make install