2018年3月19日月曜日

Zynqberry FPGA開発環境構築

■手順概要
  1. リファレンスデザインのダウンロード
  2. Xilinx Vivadoのインストール
  3. プロジェクトの作成

■リファレンスデザインのダウンロード
Trenz electronic Zynqberryダウンロードサイト
ここからリファレンスデザインをダウンロードする

2018/3時点で最新バージョンは2017.4
te0726-test_board-vivado_2017.4-build_06_20180216205357.zip

これを適当なフォルダに展開する。
空白を含まないフォルダパスが望ましい。

■Xilinx Vivadoのインストール
リファレンスデザインの対象バージョンが2017.4なのでVivadoも同じバージョンをダウンロード、インストールする。
バージョンが合っていないと論理合成できないことがある
またインストールするフォルダはデフォルトのC:\Xilinxが望ましい。
リファレンスデザインのプロジェクト作成batファイルがC:\Xilinxにインストールされているのを前提にしているため

■リファレンスデザインの展開
ダウンロードしたリファレンスデザインを解凍すると直下に_create_win_setup.cmdというスクリプトがある。
これをコマンドプロンプトから実行

-------------------------TE Reference Design---------------------------
--------------------------------------------------------------------
-- (c)  Go to CMD-File Generation (Manual setup)
-- (d)  Go to Documentation (Web Documentation)
-- (x)  Exit Batch (nothing is done!)
-- (0)  Create minimum setup of CMD-Files and exit Batch
-- (1)  Create maximum setup of CMD-Files and exit Batch
----
Select (ex.:'0' for min setup):

このような選択が表示されるので1を選択する。
するとプロジェクト作成に必要なスクリプト群が生成される。

■プロジェクト対象ボードの選択
生成されたスクリプト群にあるdesign_basic_setting.cmdを編集する。
(編集箇所)
@set PARTNUMBER=LAST_ID
   LAST_IDを手持ちのボードに合わせる。選択できるボードの種類はboard_filesディレクトリのTE0726_board_files.csvに記載されている。
 ここでは手元にあるte0726-03mを選択しておく。
 LAST_IDのままにしておくと自動的にte0726-03-07s-1cが選択されたことになる。

@set SWAPP=NA
 NAを作成するプロジェクト名に変える

■プロジェクトの作成
生成されたスクリプト群の中からvivado_create_project_guimode.cmdを実行する。
するとzynqberryのハード設定で初期化された状態でVivadoアプリケーションが立ち上がる。
立ち上がったらメニューのFile->Save Project Asで好きな場所に保存する。
以降はこのプロジェクトを編集して回路設計と合成を行う

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